2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

アドバイス(自分向け)

昔いただいたメール等も読み返してまとめた。 過去のアドバイスを読み返すのはつらく、流し読みしかできなかったが、基本的な問題点の傾向はほぼ同じだ。 自分に向けてチューニングしたアドバイス集。書くことがあるとすれば、ここに示したポイントを振り返…

ゲンロンSF創作講座実作「愛と友情を失い、異国の物語から慰めを得ようとした語り部の話」振り返り

■あらすじ 「愛と友情を失い、異国の物語から慰めを得ようとした語り部の話」 | 超・SF作家育成サイト こちらを参照。 ■自分で読んだ感想 確かにこれは言い訳がましい。着想そのものはけっして悪くはないのだが書き出しからしてよろしくない。 梗概が選出さ…

ゲンロンSF創作講座実作「できることなら、もう一度白夜の下で」振り返り

■あらすじ できることなら、もう一度白夜の下で | 超・SF作家育成サイト シミュレーション世界の中で目覚めた主人公は、そのシミュレーションの中であこがれの先輩と設定されたキャラクターと恋愛関係になるよう、コンピュータから迫られる。さらに、人間と…

ゲンロンSF創作講座実作「君の声は聞こえるけれど、君には僕の声が聞こえない」振り返り

■あらすじ 君の声は聞こえるけれど、君には僕の声が聞こえない | 超・SF作家育成サイト 月面に取材に来たジャーナリストは、そこで科学者になった片想いの相手と、軍人になった同級生に出会う。主人公は片想いの感情に揺れながらも両者の立場を調停する。軍…

ゲンロンSF創作講座実作「枯木伝」振り返り

■あらすじ 枯木伝 | 超・SF作家育成サイト 瀬戸内海の実家に帰省した主人公は、従兄から架空の「淡路国風土記」の物語を聞かされる。それは、少年が恋に破れ、仏道に入るまでの説話物語だった。しかしそれは偽書であり、実は従兄からの片思いを綴ったものだ…

ゲンロンSF創作講座実作「重力崩壊と私掠船、その船医と強欲な商人」振り返り

妙にアクセス数が多いと思ったら、近々第6期の講座があるのね。 がんばれー。 ■あらすじ 重力崩壊と私掠船、その船医と強欲な商人 | 超・SF作家育成サイト 主人公と相棒が中性子星に墜落する。そこで生命体と遭遇するが、主人公たちはこの中性子星が間もなく…

ゲンロンSF創作講座実作「アムネジアの不動点」振り返り

■あらすじ フィクションとフィクションの間を移動する能力を持つ主人公は追われていた。そこで、彼を助けようとするように見える二人の人物に出会う。一人は芽衣、もう一人は純、殺しあう二人に主人公は翻弄される。 最後に明らかになったのは、主人公は元来…

ゲンロンSF創作講座実作「ミュルラの子どもたち」振り返り

■あらすじ ミュルラの子どもたち | 超・SF作家育成サイト 遠い未来の人類の植民した惑星。植物から生まれる人類の王族である姉妹が、意識を持つ植物に恋をする。二人はその植物と愛の行為におぼれる。二人は人類がどうやって繁殖するかを知らされていない。…

ゲンロンSF創作講座実作「アーカーシャの遍歴騎士」振り返り

アーカーシャの遍歴騎士 | 超・SF作家育成サイト ■あらすじ 児童ポルノを削除する人工知能が、少女の美を理解させるウイルスに感染する。そのウイルスを作ったのは、かつて18歳以下のヌードを恋人に撮らせた女優・美恵と、人工知能のベースとなった今は亡き…

ゲンロンSF創作講座実作「縮退宇宙」振り返り

■余談 創元SF短編賞の最終選考に受かった当時はテンションが上がりまくっていて、「よーし2か月に1本の短編を書いて1年で本を出すぞー」みたいな空想にとらわれていた。正直言ってしんどいペースだし、そんなことよりもクオリティの高いものを半年や1年に1編…

僕は再始動するのか? それからゲンロンSF創作講座実作「ニルヴァーナの守護天使」振り返り

■春 気分が落ち着かない。 気温が上がっているせいかもしれない。それとも再び何かを書こうという鬱勃たる熱意が再び持ち上がりつつあるのだろうか。何を書きたいのかまるで思いつかないまま、気持ちだけが空回りをしている。ブチ切れて友人に小説執筆関係の…

下村智恵理を読んでくれ(それと僕のクソデカ感情)

下村智恵理という作家がいる。 まずは読んでほしい。 特にSF創作講座の面々に。 ここ数年で読んだ小説の中で一番面白かった。 電車を乗り過ごすなんて数年ぶりだ。 余りにも面白かったのでレビューも一気に書いてしまった。 以下、カクヨムに投稿したレビュ…

いまさらだけれども、「愛と友情を失い、異国の物語から慰めを得ようとした語り部の話」の背景について

■少し昔語りと言い訳をさせてほしい。 2020年8月、第4回ゲンロンSF新人賞の選考が行われた。 ここで自分は残念ながら落選し、評価も今一つだったのだが、当時は屈辱感が強くて何をやりたかったのかについて十分に説明できなかった。 よって、ここに自分はど…