2019-01-01から1年間の記事一覧

第7回の講座(12月26日)受講後の感想

仕事納めだったせいだろう、帰りの電車が酔っ払いばっかりで疲れた。 当日は、揚羽はな氏に、実作感想のお礼と、今回面白かった、という言葉をいただいたので感謝。 斧田小夜氏から梗概への感想がも。感謝です。 SF創作講座を応援するダルラジに出演したよ~…

感想会でいただいたコメントまとめ

「お前、手癖で書いてるだろ」 もちろん、こんな直接的な言い方はしていない。 ただ、そうだと見抜いてくれてうれしかったのは本当だ。 それと、渡邉氏には、印刷した梗概に赤ペンで記入したものをいただいた。 感謝感謝。 ■梗概へのツッコミ 枯木伝 – 超・S…

「長距離を移動し続けるお話を書いてください」実作の感想、その2

本日は感想交換会に行ってきた。 今まで、何かと都合のつかないことが多かったのだが、後半戦にしてようやく参加できた。 感想については後程書くつもりだが、結論から述べると、非常に有意義だった。特に、今後どういう姿勢で書いていけばいいのかについて…

「長距離を移動し続けるお話を書いてください」実作の感想、その1

講座も第七回になり、実作を出したのが十二人と、ぐっと減っている。 いつもよりも一週間は余裕があったはずなのに、前回の四分の三になってしまった。後半戦に入って息切れを起こしているか、厳しい評価に心が折れているものと思われる。 かくいう僕も大変…

第7回の講座(12月26日)のための覚書、いただいた感想、それからゴリラ人狼について

■ウホウホ(近況) ゴリラ人狼をプレイした。 通常の人狼と違うのは、基本的に全員「ウホウホ」としか喋れないことだ。あとは、うなずいたり首を振ったり、指さしたり、威嚇のためにドラミング*1したりするだけで、ゲームが進行する。 プレイヤーが人狼*2に…

第6回の講座(11月21日)受講後の感想

そういえば、淡路島には飛び出し坊やをたくさん見かけた。中には、少し頭身が高めのドラえもんもいて面白かった。写真を撮ろうかと思ったのだが、自転車を止めるのが面倒なのでそのまま通りすぎてしまった。 以下、本題。 ■梗概について 重力崩壊と私掠船、…

「シーンの切れ目に仕掛けのあるSFを書いてください」実作の感想、その3

そうそう、淡路島で同行した友人が駐輪のときに使うチェーンを失くしてた。弁償することになるが、それほど高くはないだろうと思ったのだが、返すときにいざ申告すると、チェーンの鍵と電動アシストの電池の鍵が共通ですべて取り換えなければならないいらし…

「シーンの切れ目に仕掛けのあるSFを書いてください」実作の感想、その2

淡路島を一周して疲れたので、翌日は二度昼寝をしながらおやつを貪り食った。その結果、体重が微増した。何となく納得がいかない。 以下感想。 式「BIG MOTHER IS WATCHING YOU」 キャラクター小説に見せかけて一気にホラーに落とすことに成功している。確か…

「シーンの切れ目に仕掛けのあるSFを書いてください」実作の感想、その1

土曜日と日曜日に旧友と淡路島を電動アシスト自転車で一周したので疲れている。それはもうべらぼうに。 渡邉 清文「こわれたカメレオン」 とにかく視覚的に美しい。 この都市の文化や食事がイスラーム風でありながらカーニバルというキリスト教圏の言葉が用…

第6回の講座(11月21日)のための覚書

金曜から日曜にかけて、遠出をする。木曜はその準備にあてるため、やむを得ず早めに提出した。 そのため今回は実作を読むのがかなり直前になるだろう。講座に間に合うかどうか、やや疑わしい。 ■カクヨムの連載が終わった 最後の竜は霧の中に消えた(宇部詠…

第5回の講座(10月17日)受講後の覚書

■梗概について アムネジアの不動点 – 超・SF作家育成サイト 今回は、思いのほか場面転換で世界の移動を行う人が多かった。そのせいで発想が平凡と思われたのか、今回もまた実作段階に進むことはできなかった。 講座でいただいたコメントは次の通り。 どこか…

「「何かを育てる物語」を書いてください」実作の感想、その3

早速の感想に感謝……! 甘木零 on Twitter: "それが、第2回までは全作読めてたんですが、先月今月と自分は正念場なのでほとんど読めそうにないのです。 第一回で初めて読んだ宇部さんの文体構築がすばらしくて、以来一年間読ませていただけるのを楽しみにして…

「「何かを育てる物語」を書いてください」実作の感想、その2

出かける予定が潰れたのでのんびり読めるはずなのだけれど、何となしに集中できないのでちまちま読み進めている。 品川必需「排泄する、ヒニョラのいる風景」 こういうとぼけた家族ものは好きなんだけれど、多分梗概のほうが面白かった気がする。ヒニョラを…

「「何かを育てる物語」を書いてください」実作の感想、その1

例にないほどの台風が近づいてきており、気圧が急低下したためだろうか、言いようのないけだるさがある。そうした中で文章を読むことはそれなりに大変で、いつもならすらすらと読めるはずの文章なのに、ところどころ引っかかってしまう、そんなことが起きて…

第5回の講座(10月17日)のための覚書

ミュルラの子どもたち – 超・SF作家育成サイト 子供の頃、こんなことを考えていた。もしも僕らが両性具有だったら、男女差別なんてなくなってしまうのではないか、と。 今にして思えば、それはあまりにも単純すぎる夢想だった。たとえ僕らが雌雄同体の生き物…

第4回の講座(9月19日)受講後の覚書

おかげさまで、昨晩は一点をもぎ取ることができた。小さな成果ではあるが、一歩前進であることは間違いない。仮にだが、今後も毎回提出し、なおかつ一点ずつもらえたとしたら、梗概の段階で一度も選出されなかったとしても、十五点前後は手に入る。結果的に…

「強く正しいヒーロー、あるいはヒロインの物語を書いてください」実作の感想、その3。それと式氏のコメントへの感想。

違っていたら大変申し訳無いのですが、「審査員受けする作品」を意識しすぎて「自分の書きたいものを書けていないのではないか」という疑念があります。宇部詠一 - アーカーシャの – 超・SF作家育成サイト https://t.co/z9DoUZxOl7 #SF創作講座 @genronschoo…

「強く正しいヒーロー、あるいはヒロインの物語を書いてください」実作の感想、その2

読んでいると、概して受講者の小説のレベルがぐんぐんと上がっているのがわかるけれど、この現象は何なのだろう。講師陣のアドバイスが的確なのか、受講者が猛烈な努力を行っているのか、はたまた自主ゼミみたいな感じで集まって感想交換やっているのが効い…

「強く正しいヒーロー、あるいはヒロインの物語を書いてください」実作の感想、その1

少し前、はてな匿名ダイアリーに投稿したことがある。小説のネタが思いつかないときのちょっとした気晴らしだ。あるいは、自分は小説よりもエッセイの方が向いているのかもしれない、という気の迷いに囚われてしまったときの慰めだ。 はてな匿名ダイアリーは…

第4回の講座(9月19日)のための覚書

今回もまた、忙しくなってドタバタする前に提出。 ■今回の梗概について ミュルラの子どもたち – 超・SF作家育成サイト 前回の記事で、まったくの別世界はやめておいたほうがいいと書いたのだけれど、それはあまりにも舞台設定に説明を要する場合であって、多…

第3回の講座(8月22日)受講後の覚書、それから遠野氏のコメントに対するレスポンス

今朝は歯科医に寄ったので午前休み。 梗概について アーカーシャの遍歴騎士 – 超・SF作家育成サイト 面白くなる可能性はあるが、焦点がずれている。たとえば、AIと元人格の関係があいまい。インパクトが弱い。自我を持つかどうかもはっきりしない。それと、…

過去作をアップロードした。その2

kakuyomu.jp Q:どういう話? A:魔法で消えてしまった弟を、何度も輪廻しながら探し求める話。 Q:いつ書いたの? A:第四回創元ファンタジイ新人賞に応募した作品。一次は通過だが最終選考には届かず。 Q:まだ一部しか読めないのですが。 A:せっかくなのでカク…

過去作をアップロードした。その1

kakuyomu.jp Q:どういう話? A:遠未来の地球で、唯一の肉親である姉を支配者に殺された青年が、クラスメイトに導かれてたどりついた巨大ロボットで、戦う話。 Q:いつ書いたの? A:構想自体は高校生の頃の友人との雑談から生まれた。大学の頃に一度途中まで書…

「読んでいて"あつい"と感じるお話を書いてください」実作の感想、その3

今朝、やたらと早く目が覚めたので近所を走ってはみたのだけれど、やっぱり暑かった。湿気はだいぶましなのだが、夕方と違って走っているうちに気温がぐんぐんと上がっていくので大変にしんどい。 ■渡邉 清文「テルミドール」 別世界感を感じることができて…

「読んでいて"あつい"と感じるお話を書いてください」実作の感想、その2

もっとお盆休みが欲しい。 ■今野あきひろ「続シロクマは勘定に入れません(輪るシロクマ・パンクラップミュージカル編)」 前回と比べて、登場人物がこれから何をしようとしているのか、どんな目的で行動しているのかは読み取りやすくなった。畳みかける勢い…

「読んでいて"あつい"と感じるお話を書いてください」実作の感想、その1

実作、前回よりも増えている。なので読み終えられるかどうかちょっと心配だ。 ■藍銅ツバメ「蛇女の舌の熱さを」 幻想文学に振り切って大正解だった。たとえばモデルの女性と加齢、妊娠と出産、あるいは田舎の価値観、みたいな話はちょっとありがちかな、とも…

第3回の講座(8月22日)のための覚書

■劉慈欣「三体」から作家見習いが得られる教訓について 前回の記事で、「三体」では娯楽小説では本来やるべきではない長い説明パートがあるのにもかかわらずヒットしている、という講師の言葉を紹介した。自分なりに、長い説明部分をどのように物語に組み込…

第2回の講座(7月18日)受講後の覚書

昨晩は楽しかった。前回と比べて緊張しなかったし、何人かのメンバーとも一言二言だけだが話ができた。純粋に自分の好きなこと、つまり文章を書くことや読むことについてほぼブレーキをかけずに話すことができる環境から遠ざかっていたのだが、やはり何かを…

『「100年後の未来」の物語を書いてください』実作の感想、その3

ただいま。 以下、感想。 ■藍銅ツバメ「水色ちょうちょストラテキラテス」 とても幻想的でファンタジー路線としては好き。宇宙を舞う蝶も美しい。少女の複眼もただ異様なだけではなく、別世界の存在っぽくていいなあ、って思う。 ただ、SFとしてはどうしても…

『「100年後の未来」の物語を書いてください』実作の感想、その2

今回も敬称略で。ダールグレンラジオも応援している。 ■岩森 応「ハンデキャップ」 価値観の逆転という王道を行く。ストーリは面白い。 以下問題点。閉じ込められた少年ココやその母ルナミという固有名詞が何の説明もなく出てくるので、一瞬誰なのかがわから…